姿勢矯正は意味がない?猫背・巻き肩を「筋肉・関節・習慣」の3方向から考える整体

こんにちは!院長のおおやです。
「最近、写真に写った自分の姿勢を見てびっくりした」
「パソコンに向かっていると、いつの間にか背中が丸くなっている」
「姿勢を良くしようと背筋を伸ばしても、気づけばまた猫背に戻っている」
そんな経験はありませんか?
デスクワークやスマートフォンを見る時間が長くなった今、猫背や巻き肩、頭が前に出た姿勢が気になる方は珍しくありません。
見た目だけではなく、
「肩や首がいつも重い」
「夕方になると腰がつらい」
「仕事が終わる頃には身体がぐったりする」
といった身体のつらさを一緒に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが「姿勢矯正」です。
ところがインターネットで調べてみると、
「姿勢矯正って本当に意味があるの?」
「その場では良くても、すぐ戻るのでは?」
「骨をボキボキされそうで怖い」
という情報も出てきます。
結論から言えば、姿勢は「骨だけ」の問題ではありません。
そして、もう一つ大切で私がよくお伝えしていることがあります。
それは、
「理想の姿勢が、たった一つだけ存在するわけではない」
ということです。
もとまち整体院では、
筋肉
関節
普段の姿勢や身体の使い方
この3つを合わせて考えることが大切だと考えています。
関連記事→「なんだか一日中眠い…」は自律神経のサイン?低気圧のだるさをリセットする整体ガイド
姿勢矯正=無理やり身体を真っすぐにすることではありません
「姿勢矯正」と聞くと、背骨や骨盤を強い力で動かし、無理やり真っすぐにするようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、姿勢は骨だけで決まっているわけではありません。
例えば、長時間パソコンに向かっている人を想像してみてください。
頭が少しずつ前に出て、肩が内側に入り、背中が丸くなります。
その姿勢が毎日何時間も続けば、首や肩、背中、腰の筋肉には同じような負担が繰り返しかかります。
すると筋肉が硬くなったり、身体を動かせる範囲が狭くなったりして、
「良い姿勢を取ろうとしても、そもそも取りにくい」
という状態になることがあります。
ですから、
「背筋を伸ばしてください」
と言われるだけでは、なかなか姿勢を変えられないのです。

「良い姿勢」をずっと続ければいいわけではありません
ここで、当院が姿勢についてお話しする時によくお伝えしていることがあります。
「理想の姿勢が、たった一つだけあるわけではありません」
ということです。
例えば、いわゆる「良い姿勢」とされる状態であっても、それを何時間もずっと続けていたらどうでしょう。
同じ筋肉ばかりが働き続け、今度は別の場所が張ったり、疲れたりしてくることがあります。
つまり問題なのは、
悪い姿勢を一瞬取ったことではなく、同じ姿勢を長く続けてしまうこと
なのです。
これは寝ている時を考えると分かりやすいかもしれません。
私たちは眠っている間も、一晩中まったく同じ姿勢で寝ているわけではありません。
無意識のうちに寝返りを打ち、右を向いたり、左を向いたり、仰向けになったりしています。
同じ場所にばかり負担がかからないように身体を動かしながら、身体の一部分が圧迫され続けるのを避けているとも考えられます。
起きている時も同じです。
大切なのは、
「正しい姿勢を固定すること」ではなく、「身体が楽に姿勢を変えられること」
です。
ですから当院では、「絶対にこの姿勢でいなければいけません」という考え方はしていません。
むしろ、
理想の姿勢ではなく、理想“的”な姿勢を意識する。
そして、ときどき身体を動かして姿勢を変える。
このくらいの考え方のほうが、日常生活では続けやすいと思います。
なぜ姿勢を直しても、また元に戻ってしまうのか?
姿勢のお悩みで非常によく聞くのが、
「整体を受けても、その時だけなのでは?」
という疑問です。
これはもっともな疑問だと思います。
例えば猫背の人が、一時的に背中を伸ばしたとします。
その瞬間はきれいな姿勢になっても、胸や肩周りの筋肉が硬いままで、背中や骨盤の動きが小さく、さらに毎日同じ座り方を続けていたらどうでしょう。
しばらくすれば、身体はまた使い慣れた姿勢へ戻っていきます。
つまり、
「姿勢の形」だけ変えようとしても、戻りやすい。
だからこそ当院では、姿勢を見る時に3つのポイントを確認しています。
① 筋肉――硬くなった部分をやわらげる
まず大切なのが筋肉です。
当院ではトリガーポイント療法という手技を使い、首・肩・背中・腰などの筋肉の状態を確認していきます。
トリガーポイントとは、筋肉の中にできる硬く敏感になった部分のことです。
例えばデスクワークが続くと、首の後ろや肩、肩甲骨周辺、胸の周りなどに負担が集中することがあります。
その状態のまま、
「胸を張りましょう」
「肩を後ろに引きましょう」
と言われても、身体にとってはかなり大変です。
そこでまず、身体を動かしにくくしている筋肉をやわらげていきます。
姿勢を無理に作るのではなく、
「自然に理想的な姿勢を取りやすい身体に近づける」
という考え方です。

② 関節――いろいろな姿勢を取れる身体へ
筋肉だけでなく、関節の動きも重要です。
例えば背中が丸くなった状態が長く続くと、
「背中を反らそうとしても動かしにくい」
「腰だけ反ってしまう」
「肩甲骨を動かしたくても動かしづらい」
ということがあります。
当院では必要に応じてカイロプラクティックの手技を取り入れ、背骨や骨盤など身体の動きを確認していきます。
大切なのは、骨を「正しい位置にはめ込む」というよりも、
身体が本来持っている動きを使いやすくすること。
関節が動きやすければ、一つの姿勢に固まりにくくなります。
前を向く。
振り返る。
背中を伸ばす。
少し丸める。
立ち上がる。
こうした動作が自然にできる身体であることのほうが、「正しい姿勢を固定すること」より大切だと考えています。
③ 日常生活――同じ姿勢を続けすぎない
そして、実は一番重要なのがここかもしれません。
整体院で過ごす時間は、1週間のうちほんのわずかです。
それ以外の時間、
・仕事中どのように座っているか
・スマートフォンをどの高さで見ているか
・脚を組むクセがないか
・長時間同じ姿勢を続けていないか
こうした毎日の積み重ねが、姿勢には大きく影響します。
ただし、ここでも大切なのは、
「ずっと良い姿勢を保ちましょう」
ではありません。
例えばデスクワークなら、30分、1時間と同じ格好を続けるよりも、一度立ち上がって伸びをする。
少し肩を回す。
座り直す。
飲み物を取りに行く。
そんな小さな動きでも構いません。
良い姿勢を頑張って固定するよりも、こまめに姿勢を変える。
これは身体にとって、とても大切な習慣です。
そのため当院では、施術だけで終わらせず、必要に応じてストレッチや簡単な体操、座り方などもお伝えしています。
難しい運動を毎日30分する必要はありません。
大切なのは、
「少しだけ身体を動かす」
「同じ姿勢を長時間続けない」
「自分の姿勢に気づく」
という小さな習慣です。
姿勢矯正グッズだけではダメなのでしょうか?
姿勢サポーターやクッション、姿勢矯正ベルトなどを使っている方もいらっしゃると思います。
こうした道具が役立つ場面もあります。
ただし、道具を使えば身体そのものが自動的に変わるわけではありません。
例えば肩が内側に入りやすくなっている原因が、胸周りの筋肉の硬さや背中の動きにくさにある場合、ベルトで肩を後ろに引くだけでは十分ではないことがあります。
また、ベルトによって一つの姿勢に固定し続けてしまえば、かえって身体が窮屈に感じる方もいるでしょう。筋肉も硬くなりますし。
グッズのたぐいは、
「姿勢を意識するきっかけ」
として利用しながら、自分の身体そのものを動かしやすくしていく。
そのように考えるとよいでしょう。
「きれいな姿勢」は、ずっと力を入れている姿勢ではありません
良い姿勢というと、
「胸を張る」
「背筋をピンと伸ばす」
「お腹に力を入れる」
と思われがちです。
しかし、一日中それを続けるのは大変です。
むしろ理想は、
それほど頑張らなくても、自然に身体を起こしていられること。
そして必要な時には、そこから自由に身体を動かせることです。
「良い姿勢」という一つの型にはめ込むのではなく、
楽に座れる。楽に立てる。そして楽に姿勢を変えられる。
そんな身体を目指していく。
当院では、そのほうが現実的だと考えています。
施術後に、
「無理に胸を張っていないのに、いつもより身体が起きている」
あるいは、
「さっきより首や肩を動かしやすい」
そんな感覚が出てくれば、一つの良い変化だと思います。
そして姿勢が変わることで、見た目の印象も変わってきます。
背中が自然に伸び、肩がすっと開くだけでも、洋服を着た時の印象や写真に写った姿は違って見えるものです。
数か月後、
「最近、姿勢いいね」
と誰かに言われている自分を想像してみてください。
昔の写真を見ながら、
「この頃はこんなに肩が前に入っていたんだ」
と笑える日が来たら嬉しいですよね。

姿勢を「その場だけ整える」で終わらせないために
姿勢は、一度何かをすれば永久に変わらないというものではありません。
毎日の仕事、スマートフォン、家事、運動、睡眠。
そうした生活の積み重ねの中で、身体は少しずつ今の姿勢になっています。
だからこそ当院では、
筋肉をやわらげるトリガーポイント療法
身体を動かしやすくする関節へのアプローチ
姿勢・ストレッチ・体操などの日常生活の見直し
この3つを組み合わせています。
そして、目指すのは「完璧な姿勢を一日中守ること」ではありません。
理想“的”な姿勢を知りながら、身体をこまめに動かし、一つの姿勢に固まらないこと。
それが、身体に負担をためにくくする大切な考え方です。
「姿勢を良くしなくちゃ」と頑張って背筋を伸ばし続けるのではなく、
良い姿勢を楽に取れて、必要な時には自由に姿勢を変えられる身体を目指すこと。
それが、私たちが考える姿勢ケアです。
猫背や巻き肩だけでなく、
「肩や首がいつも重い」
「腰が疲れやすい」
「以前より姿勢が悪くなった気がする」
そんな時は、一度ご自身の身体がどんな状態になっているのか確認してみるのもよいかもしれません。
横浜・石川町のもとまち整体院では、お一人おひとりの姿勢や身体の動きを確認したうえで、その方に合った施術とセルフケアをご提案しています。
目指すのは、教科書のような姿勢を一日中続けることではありません。
もっと楽に座れる。
もっと軽く動ける。
疲れたら自然に姿勢を変えられる。
そして鏡を見た時に、少し嬉しくなる。
そんな身体を一緒につくっていきましょう。

※施術効果には個人差があります。
※画像はイメージです。









