目の奥にくる重い頭痛。原因は、指1本分後ろの『首の隙間』にありました

院長のおおやです。2月に入り、暦の上では春が近づいているとはいえ、空気の冷たさは一年の中でもピークを迎えています(本日はたまたま暖かい一日なのですが)。この時期、当院を訪れる30代のデスクワーカーの方々から最も多く聞かれるのが、こんなお悩みです。

「午後になると目の奥がズーンと重くなって、仕事に集中できない」 「パソコンを見ているだけで、頭の芯が痛くなってくる」 「マッサージに行っても、その場しのぎで翌日にはまた重い……」

もしあなたも、市販の鎮痛剤が手放せなかったり、目を酷使しているから仕方ないと諦めていたりするなら、少しだけご自身の「首の後ろ」に触れてみてください。

実はその頭痛の正体は、眼精疲労だけではありません。指1本分、後頭部から下がったところにある「首の隙間」に隠された筋肉のしこり——「トリガーポイント」が原因である可能性が非常に高いのです。

1. 2月の寒さとデスクワークが招く「目の奥の重み」の正体

なぜ、2月のこの時期に頭痛が悪化しやすいのでしょうか。それには「寒さ」と「姿勢」という、デスクワーカーにとって避けられない2つの天敵が関係しています。

寒さによる「防衛反応」が筋肉を硬直させる

外を歩くとき、寒さで無意識に肩をすくめていませんか?

人間は寒さを感じると、体温を逃さないように筋肉をギュッと収縮させます。特に首から肩にかけての筋肉は、冷たい風にさらされやすいため、常に緊張状態に置かれます。

この「無意識の力み」が長時間続くと、筋肉内の血流が滞り、酸素不足に陥ります。

すると、筋肉の中に「痛みの引き金」となる硬いしこり、すなわちトリガーポイントが形成されてしまうのです。

30代デスクワーカー特有の「集中しすぎ」の罠

30代は責任ある仕事を任され、集中力も高い世代です。

しかし、夢中でモニターを見つめる姿勢は、頭が数センチ前方に突き出る「ストレートネック(スマホ首)」の状態を長時間作ってしまいます。

人間の頭の重さは、ボウリングの球ほど(約5kg)あります。それを支えているのは、首の細い筋肉たちです。

2月の冷気で硬くなった筋肉に、ボウリングの球を支え続ける過酷な労働を強いている……。これが、あなたの「目の奥の重み」を引き起こす物理的な背景です。

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2. 指1本分の奇跡?首の隙間にある「トリガーポイント」が頭痛を操る理由

さて、今回の本題である「首の隙間」についてお話ししましょう。

専門的な用語を使うと、後頭骨(頭の骨)と第一頸椎(首の1番目の骨)の間にある「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」という小さな筋肉の集まりが、あなたの頭痛の主犯かもしれません。

「首の隙間」をチェックしてみましょう

ご自身の指で、後頭部の出っ張った骨の下を辿ってみてください。

中心から少し外側にずれたところに、指が少し沈み込む「隙間」がありませんか?

そこを少し強めに押したとき、「あぁ、そこが目の奥に響く……!」と感じるポイントがあれば、それこそがトリガーポイントです。

なぜ首が痛いのに「目の奥」が痛むのか?

これは「関連痛」と呼ばれる現象です。トリガーポイントの最大の特徴は、「原因となっている場所とは別の場所に痛みを飛ばす」ことにあります。

特に首の隙間にある後頭下筋群にトリガーポイントができると、神経のネットワークを通じて、痛みや重だるさを「目の奥」や「こめかみ」へと送り届けます。

「目が疲れているから目薬を差す」「こめかみを揉む」といった対処が根本解決にならないのは、痛みの「送信元」である首の隙間が手つかずのままだからです。

この小さな隙間にある筋肉は、実は眼球の動きとも連動しています。

目を酷使すれば首が固まり、首を固めれば目の奥が痛む。

この負のループを断ち切るには、指1本分の隙間にある「痛みの引き金」をピンポイントで解除していく必要があるのです。

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3. 忙しい30代でもできる!「首の隙間」を緩めて重い頭痛をリセットする方法

仕事の手を止めるわけにはいかないけれど、この頭痛をどうにかしたい。そんなあなたに、オフィスや自宅で簡単に取り入れられるリセット法をお伝えします。

① 「温め」による血流の強制再開

2月の冷気で固まった筋肉には、刺激よりもまず「熱」が有効です。

  • 蒸しタオルやあずきのアイマスク: 目を温めるのも良いですが、ぜひ「首の後ろ」も同時に温めてください。

  • シャワーの活用: お風呂の際、40度前後の少し熱めのシャワーを、先ほどの「首の隙間」に1分ほど当て続けるだけでも、筋肉の緊張は大幅に和らぎます。

② 指を使わない「あご引き」ストレッチ

仕事中に首を揉むと、逆に筋肉を傷めてしまうことがあります。安全なのは「ストレッチ」です。

  1. 背筋を伸ばし、正面を向きます。

  2. 指で軽くあごを後ろに押し込むようにして、二重あごを作るイメージで「あごを引く」。

  3. このとき、首の後ろ(隙間のあたり)が心地よく伸びているのを感じながら5秒キープ。

これを1時間に1回行うだけで、後頭下筋群への負担は劇的に軽減されます。

③ プロの「トリガーポイント療法」という選択肢

セルフケアは大切ですが、21年間多くの患者様を診てきた経験から申し上げますと、長年積み重なったトリガーポイントは、岩のように硬くなっており、表面的なマッサージでは届かないことが多々あります。

当院では、この「指1本分の隙間」にある深層筋肉に対して、ミリ単位でアプローチするトリガーポイント療法を行っています。

「数年間、どこに行っても治らなかった頭痛が、首の隙間を緩めただけで消えた」 そんな驚きのお声をいただくことも珍しくありません。

結びに:春を軽やかな体で迎えるために

2月は寒さの底ですが、ここを乗り越えれば暖かい春が待っています。しかし、冬の間に蓄積させた筋肉の「しこり」を放置したまま春を迎えると、今度は気圧の変化による自律神経の乱れと相まって、さらに深刻な体調不良を招くこともあります。

「たかが頭痛、されど頭痛」です。 あなたの仕事のパフォーマンスを下げ、プライベートの笑顔を奪っているその重み。原因は意外にも、あなたの指1本分後ろに隠れているかもしれません。

一人で抱え込まず、まずはご自身の「首の隙間」に優しく触れてみてください。もし、自分ではどうにもできないと感じたら、いつでも当院のような頭痛施術のプロを頼ってくださいね。

もとまち整体院は、あなたの毎日が「重い頭痛」から解放され、軽やかなものになるよう、全力でサポートいたします。

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※施術効果には個人差があります。

※画像はイメージです。