画面に吸い込まれるような猫背。40代デスクワーカーの「肩こり予備軍」は、鎖骨の下の固まりで呼吸が浅くなっているかも

院長のおおやです。3連休の中日、今日は晴れてだいぶ気温も上昇して格好のお出かけ日和でしたね。今回の記事は猫背、肩こり、トリガーポイントなどの話題をお伝えしていきます。


朝、PCを立ち上げてメール確認。オンライン会議が続き、気づけば昼。午後は資料づくりに集中して、あっという間に夕方。帰宅後もスマホでニュースやSNSを眺めていたら、もう寝る時間…。



40代のデスクワーカーの毎日って、こんな感じになりやすいですよね。

そして、ふと鏡を見ると――

「背中、丸くなってない?」

「首が前に出て、顔が疲れて見える…」

「肩、こってる気がするけど、まあいつものことか」

この“いつものこと”が、じわじわ積み重なる年代でもあります。20代の頃なら一晩寝れば戻ったのに、40代になると回復が追いつかない。結果として「肩こりが慢性化」「頭痛っぽい」「集中力が落ちた」「眠りが浅い」といった形で表面化してきます。

でも、ここで一つ。

肩が凝り固まってから慌てて揉むよりも前に、実はもっと早い段階で固まりやすい場所があります。

それが、鎖骨の下(胸の上のあたり)です。

「肩こり」は肩だけの問題じゃない。40代は“胸が閉じるクセ”が強く出やすい

猫背というと「背中が丸い」「肩甲骨が動かない」というイメージが強いですが、実際の体は“背中だけ”で猫背になっているわけではありません。

むしろ、デスクワーク中心の方ほど多いのが 胸の前が固まって、肩が前に引っ張られる パターンです。

鎖骨の下には、腕や肩の動きに関係する筋肉が集まっています。代表的なのは

  • 大胸筋(特に上部)

  • 小胸筋

  • その周囲の筋膜のつながり

このあたりが縮こまって硬くなると、肩は前へ巻き込み、胸は閉じやすくなります。

すると何が起きるかというと、深呼吸がしづらくなるんです。

40代の方からよく聞くのが、こんな感覚です。

  • 気づくと息が浅い

  • ため息が増えた

  • 会議中、無意識に肩をすくめている

  • 集中すると呼吸が止まっている

  • 夜になっても頭が休まらない感じがする

これ、気合いや根性の問題じゃありません。

胸の前が固まると、体は大きく息を吸いにくくなり、自然と“浅い呼吸”のクセがつきます。呼吸は自律神経とも関係が深いので、浅い呼吸が続くと体は緊張モードに寄りやすく、「休んでいるのに休まらない」状態が起こりやすくなるんですね。

特に40代は、仕事の責任も増え、家庭の用事や睡眠不足なども重なりやすい年代。だからこそ、体の回復を邪魔する要因(浅い呼吸・胸の固さ)があると、影響が出やすいのです。

肩が凝る“前段階”は、鎖骨の下で始まっていることが多い

肩こりは、いきなり完成しません。

じわじわと段階を踏んで、体がサインを出してきます。

  1. 画面を見る時間が長い

  2. 顔が前に出る(首が前へ)

  3. 胸が閉じる(鎖骨の下が張る)

  4. 呼吸が浅くなる

  5. 首・肩が代わりに頑張る

  6. 重だるさ・コリとして自覚する

つまり、「肩がこった」と感じた時点で、首・肩はすでに“長時間労働”状態。

だから、肩だけ揉んでも、その場は楽になっても戻りやすい…ということが起きます。

さらに40代になると、こんな“地味な不調”も出やすくなります。

  • 夕方になると首の付け根が詰まる

  • ジャケットを着ると肩が前に引っ張られる

  • 背中に手を回しにくい(エプロンのひも、ブラのホックなど)

  • 腕が上げにくく、洗濯物を干すのがつらい

  • 肩こりと一緒に胸が苦しい感じがする(※病気ではなく筋肉の緊張由来のことも)

こうした変化は、肩そのものよりも「胸の前の固さ」が関係しているケースがあります。

当院では、いわゆる“肩こりの場所”だけでなく、猫背を作りやすい 鎖骨の下〜胸前の固さ にも注目して、筋肉の緊張の連鎖を整えていきます。

表面だけではなく、深い層にできるコリ(トリガーポイント)まで丁寧に触れていくことで、「戻りにくい体」を目指します。

今日からできるセルフケア:40代は“強く押す”より「呼吸とセット」でゆるめる

鎖骨の下はデリケートな部分なので、勢いよくゴリゴリ押すのはおすすめしません。

ポイントは 呼吸とセットで、じわっとゆるめる ことです。

① 鎖骨の下に手を当てて「胸の前が動く呼吸」

(所要時間:1分)

  1. 片手(または両手)を鎖骨の下にそっと当てる

  2. 鼻から吸って、胸の前が少しふくらむ感覚を探す

  3. 口から長めに吐いて、肩の力が抜けるのを待つ

  4. 5〜8呼吸

「胸に空気が入らない」と感じる人ほど、ここが固まりやすいです。できなくてOK。まず“気づく”だけで変わります。

② イスでできる“反らない胸ひらき”

(会議の合間に30秒)

  1. イスに座り、背もたれに軽く寄りかかる

  2. 肩をすくめず、ふわっと下げる

  3. 胸の前を「1mmだけ」広げる気持ちで呼吸3回

  4. 余裕があれば腕を外へ少し開いて呼吸3回

胸を張ろうとすると腰を反りやすいので、“小さく”がコツです。

③ 画面との距離を「拳ひとつ」離す

環境を変えるのが最短ルートです。

画面が近いほど、顔は前に出ます。拳ひとつ分だけ遠ざけるだけでも、鎖骨の下の負担が変わります。

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まとめ:40代の「慢性化」は、肩より先に“胸の前”から始まることがある

40代の体は、頑張れば頑張るほど回復が追いつきにくくなります。

だからこそ、「肩が凝ったら揉む」ではなく、肩が凝る前に、胸の前が固まっていないかを見直してみてください。

  • 呼吸が浅い

  • 肩が前に巻いている

  • 夕方の首肩が重い

  • 休んでもスッキリしない

こんなサインがあるなら、鎖骨の下が“固まりのスタート地点”になっているかもしれません。

胸の前がゆるむと呼吸が入り、姿勢が戻りやすくなり、結果として肩こりの慢性化を防ぎやすくなります。

もとまち整体院では、猫背の背景にある筋肉の緊張の連鎖を見ながら、必要な場所へ的確にアプローチしていきます。デスクワークの疲れが「いつものこと」になる前に、体が出している小さなサインを一緒に整えていきましょう。

猫背・呼吸の浅さ・肩こりがセットで気になる方は、当院の姿勢チェックもご相談ください。

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※施術効果には個人差があります。

※画像はイメージです。