骨盤の角度が「ぽっこりお腹」をつくる?知られざる姿勢の秘密


こんにちは、院長のおおやです。
最近、「運動してもお腹だけが引っ込まない」「姿勢を正しているつもりなのに、なぜか猫背に見える」と感じていませんか?
実はその原因、骨盤の角度にあるかもしれません。
人の骨盤は、身体のバランスを取る“土台”のような存在です。
少し傾くだけで、腰の反り具合やお腹の張り方、さらには肩や首の位置まで変化してしまいます。
今回は、「ぽっこりお腹」と骨盤の関係を、イラストを交えながら分かりやすくお伝えします。
骨盤の「前傾」と「後傾」で変わる体の印象
上のイラストを見ると分かるように、骨盤には主に「前傾(ぜんけい)」と「後傾(こうけい)」の2つの状態があります。
● 骨盤が前に傾いた「前傾タイプ」
腰の反りが強く、お尻が後ろに突き出たような姿勢になります。
ヒールをよく履く方や、立ち仕事が多い方に多く見られ、太ももの前側が張りやすいのが特徴です。
見た目はスタイルが良さそうに見える一方で、背中が丸まりやすく、結果的に「反り腰+猫背」になりやすい傾向があります。
腰痛や太もものだるさを感じている方は、このタイプに当てはまるかもしれません。
● 骨盤が後ろに傾いた「後傾タイプ」
一方で、骨盤が後ろに倒れている状態が「後傾」。
この姿勢になると、背中が丸くなり(猫背)、自然と下腹部が前に押し出される形になります。
その結果、運動しても落ちにくい「ぽっこりお腹」が目立ってしまうのです。
座っている時間が長いデスクワーカーや、スマホ姿勢の影響で骨盤が後傾している人は非常に多いです。
ぽっこりお腹を改善する“姿勢リセット”のコツ
「ぽっこりお腹をどうにかしたい」と思ったら、まず意識すべきは骨盤を立てること。
具体的には、次のような動作を日常に取り入れるとよいでしょう。
- 座るとき: 椅子に深く腰かけず、坐骨(お尻の下にある骨)で座る意識を持つ。背中を丸めず、骨盤を立てるイメージです。
- 立つとき: ややお腹を引き上げるようにして、胸を軽く開く。背中が丸まらないように注意し、骨盤が真っ直ぐになる姿勢をキープ。
- 歩くとき: 太ももではなく、お腹の奥の筋肉(腸腰筋)を使って脚を前に出す意識を。これだけでも骨盤が安定しやすくなります。
このように、ほんの少し姿勢を意識するだけでも、ぽっこりお腹の原因となる「骨盤の後傾」から脱出できます。
大切なのは“無理に反る”のではなく、“自然に骨盤を立てる”こと。
姿勢のクセは人それぞれ。だからこそプロのチェックを
骨盤の角度や姿勢のクセは、人によってまったく違います。
同じ「ぽっこりお腹」でも、原因が腰の反りすぎの人もいれば、骨盤が後ろに倒れている人も。
自分では正しいと思っていた姿勢が、実は逆効果というケースも少なくありません。
もとまち整体院では、トリガーポイント療法を取り入れながら、
骨盤のバランスや筋肉の使い方を丁寧にチェックし、あなたに合った「正しい姿勢の取り方」をアドバイスしています。
「姿勢が変わると、呼吸が深くなった」「長年の腰の重だるさが楽になった」などのお声も多数いただいております。
ぜひ一度、自分の骨盤の傾きをチェックしにいらしてください。
見た目も気分もスッキリと整う、あなたらしい姿勢を一緒に取り戻しましょう。
※施術効果には個人差があります。








