トリガーポイントで起こる“しびれ”の仕組みとは?

~血行不良とは違う、筋肉の奥にある原因を探る~
「手や足がしびれるのは、血行が悪いから?」
 そう思う方は少なくありません。
 確かに血流の滞りがしびれの一因になることはありますが、
 実はそれだけでは説明できないケースが多くあります。
実際には、筋肉の奥にできるトリガーポイント(筋肉のしこり)が、
 神経や血流に影響を与えて“しびれ”を起こしていることがあるのです。
今回は、そのメカニズムと、当院のトリガーポイント療法が
 どのようにこの症状にアプローチできるのかをわかりやすく解説します。
① トリガーポイントとは?──筋肉の“奥にできるコリ”
トリガーポイントとは、筋肉の中にできた「硬いしこり」のような部分です。
 筋肉の一部が縮んだまま戻らなくなり、そこに血流の滞りが生じると、
 老廃物が溜まって神経を刺激し、痛みやしびれを引き起こします。
興味深いのは、この痛みやしびれが離れた場所に現れることです。
 たとえば、首や肩にできたトリガーポイントが、
 腕や手の指先にまで“ジーン”としたしびれを飛ばすことがあります。
 これは「関連痛(かんれんつう)」と呼ばれる現象で、
 実際に神経が圧迫されていなくても、神経の走行と同じエリアに
 しびれを感じることがあるのです。
つまり、「手がしびれる=手の異常」ではなく、
 原因はもっと上流の“筋肉のコリ”に潜んでいる場合があるということです。
② なぜしびれが起こるの?──“神経”と“血流”のダブル関係
トリガーポイントができると、筋肉が硬くなり、
 その周囲を通る神経や血管にも影響を及ぼします。
しびれが生じるのは、次の2つの仕組みが重なって起こるためです。
(1)神経への影響
硬くなった筋肉が神経を圧迫したり、
 神経の周辺を慢性的に刺激したりすることで、
 神経が過敏になり、「ピリピリ」「ジーン」といったしびれを感じます。
(2)血流の悪化
筋肉の緊張によって血管が圧迫されると、
 その部分の血流が悪くなり、神経に酸素や栄養が届きにくくなります。
 神経が酸欠状態になると、電気信号の伝わり方が乱れ、
 しびれや感覚の鈍さが生じるのです。
つまりトリガーポイントは、神経と血流の両方に悪影響を与える存在。
 一時的に温めたりマッサージしたりしても、
 根本の“筋肉のしこり”が解消されなければ、
 しびれは何度でも再発してしまいます。
③ 当院のトリガーポイント療法で、しびれ改善が期待できる理由
当院では、しびれの原因を「神経そのもの」ではなく、
 その神経を取り巻く筋肉の状態から丁寧に見極めます。
単に“表面をもみほぐす”のではなく、
 筋肉の深層にあるトリガーポイントを正確にとらえて緩めることが目的です。
 これにより、神経と血流の通り道が開き、
 しびれや重だるさの根本的な改善が期待できます。
トリガーポイント療法の流れ
- カウンセリングと触診 
 しびれが出ている部位や姿勢のクセ、動作時の違和感などを細かく確認します。
 どの筋肉が原因となっているのかを特定するのが第一歩です。
- 深層筋へのアプローチ 
 指先で筋肉の深部にあるトリガーポイントを捉え、
 適切な圧でじっくりと緩めていきます。
 押された瞬間に「そこそこ!」と感じるのが特徴です。
- 血流と神経の回復促進 
 トリガーポイントがほぐれると、
 圧迫されていた血管や神経が解放され、血流が改善。
 酸素と栄養が行き届くことで、神経の働きが整い、
 しびれが和らいでいきます。
- 姿勢バランスの調整 
 トリガーポイントは、姿勢のクセや身体の使い方により再発します。
 施術後には、骨格バランスや日常動作の改善アドバイスも行い、
 再発しにくい身体づくりをサポートします。
しびれの改善に期待できる主な部位
- 首・肩のトリガーポイント → 手・指のしびれ 
- 腰・お尻(梨状筋)のトリガーポイント → 太もも・ふくらはぎ・足先のしびれ 
- 背中のトリガーポイント → 肩甲骨周り・腕の違和感 
これらの症状の多くは、
 実は「神経が悪い」のではなく「筋肉のコリが原因」であることが少なくありません。
 そのため、トリガーポイント療法はしびれの根本改善に非常にお役に立ちます。
まとめ:血行を良くするだけでは足りない、“原因点”にアプローチを
しびれは単なる血行不良ではなく、
 筋肉の奥に潜むトリガーポイントが発するSOSであることが多いです。
温めても、ストレッチしても、なかなか良くならないしびれ。
 そんなときは、筋肉の深層にある“原因点”へ直接アプローチすることが必要です。
もとまち整体院のトリガーポイント療法は、
 血流と神経の両面からアプローチすることで、
 しびれを根本から改善へ導き、軽やかな身体を取り戻すお手伝いをしています。
 ※施術効果には個人差があります。
 ※画像はイメージです。









