15年来の坐骨神経痛が消えたスウェーデン人。

院長のおおやです。今回は坐骨神経痛についての話題をお送りします。

「15年来の坐骨神経痛が、まさか日本で、そしてお尻へのアプローチで消えるとは……」

これは、ある北欧出身の男性が、もとまち整体院に残していってくれた、とても印象的な言葉です。

これまで、このブログでは「50代デスクワーカー」をテーマに、長時間の座り仕事がお尻の筋肉(梨状筋など)に負担をかけ、それが坐骨神経痛のような痛みを引き起こす「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)」や「トリガーポイント」の話をしてきました。

今回は、その理論が国境や人種を越えて、劇的に効果を発揮した、ある施術事例をご紹介します。テーマは、『15年来の坐骨神経痛が消えたスウェーデン人』

「長年の痛みだから」「どこに行ってもダメだったから」と諦めかけているあなた。ぜひ、このエピソードを読んでみてください。あなたの体にも、まだ可能性があるかもしれません。

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「英語で整体」の突然のミッション

ある日のこと、もとまち整体院のドアが開き、一人の男性が立っていました。40代、スウェーデン出身。身長は190センチ近くあるでしょうか。世界的企業の日本単身赴任中で、バリバリ働くデスクワーカーです。

その大柄な体格とは裏腹に、彼の表情は少し暗く、歩く姿もどこか辛そうでした。

「ハロー……」 「Hello. Welcome to Motomachi Seitaiin.」

ここまでは、なんとか出せました。

しかし、問題はこの後です。お互い、母語は話せません(私はスウェーデン語が、彼は日本語が)。問診(カウンセリング)は、私の片言の英語で行うことになりました。

(笑いを堪えつつ、心の中で「よし、これは国際交流だ!」と自分を奮い立たせます)

「So, where is the pain?」 「Here… my buttock, and down… here… all my leg.」

彼は、自分のお尻から、太ももの後ろ、そしてふくらはぎにかけての手を沿わせました。

「How long?」 「Oh, a long time… 15 years. It repeats and repeats. It’s hard now, because of single赴任(funny). and long work.」

(単身赴任、という単語は彼が日本語で知っていました。笑)

15年。彼が20代の頃から続いている坐骨神経痛。スウェーデンでも、日本でも、色々な病院や治療院を渡り歩いたそうです。「骨には異常がない」と言われ、湿布や痛み止め、軽いマッサージでその場を凌いできた日々。

今回、日本滞在中に症状が特に悪化し、デスクワークはおろか、ただ座っていることさえ「拷問」のようになってしまった。それが、来院のきっかけでした。


触れて驚いた、石のような「お尻の筋肉」

言葉の壁は、筋肉の壁に比べれば、まだ低いものでした。施術のための検査を始めると、私は彼の体の状態に驚愕しました。

世界的企業のプレッシャー、そして長時間のデスクワーク。それに加えて、異国の地での単身赴任というストレス。それら全てが、彼の体に蓄積しているようでした。

「Let’s check your muscles.」

私はまず、お尻の筋肉(臀筋)に触れました。すると……驚いたことに、その硬さは例えるなら「石」や「コンクリート」のようでした。

お尻の表面を揉むだけでは、指が跳ね返されるほどの緊張感。腰部周辺も硬かったのですが、お尻の筋肉の凝り・張りは、これまで見たこともないレベルでした。

彼が訴える痛みは、お尻からふくらはぎまで。まさに、広い範囲の坐骨神経痛です。

これまでも折に触れ説明してきた通り、私は「坐骨神経痛」という症状の真犯人は、主にお尻の深い場所に潜む筋肉の緊張、すなわち「トリガーポイント(痛みの引き金)」であると考えます。

「Okay, I check. This buttock muscle is very tight. This is the source of pain.」

(これまた片言英語で、「お尻の筋肉がすごく硬い。これが痛みの源だ」と伝えます)

詳しく調べてみると、梨状筋、小臀筋、中臀筋といったお尻の筋肉に、顕著な筋硬結(硬いしこり)がいくつも発見されました。そして、そのポイントを圧迫すると、彼がいつも感じている「太ももやふくらはぎへの放散痛」が、その場で再現されたのです。

「That’s it! The same pain!」

(「それだ!同じ痛みだ!」と彼も納得の様子)


「火元」を消す。お尻へのトリガーポイント療法

15年。彼がずっと「坐骨神経痛」と呼んでいたのは、お尻の筋肉にできた、この強力な「トリガーポイント」が発信していた「関連痛(放散痛)」だったのです。

(例えるなら、お尻が「火元」で、脚の痛みが「鳴り響くベル」。ベルだけを止めても火事は収まりません)

私たちは、お互いの母語を話せなくても、「筋肉」という共通の言語で繋がっていました。私の指が、彼の痛みの核心を捉えていることを、彼自身が体感していました。

「This is Trigger Point. I will loose it. Little pain, okay?」 「Okay, I trust you.」

(「これがトリガーポイントだ。緩めるよ。少し痛いけど大丈夫?」、「大丈夫、信じてる」)

施術の開始です。

世界中から集まる情報やストレスと戦う彼の、そのカチカチに固まったお尻の筋肉。そこに、適切な強さと角度で、持続圧を加えていきます。

190センチ近い大柄な彼のお尻。私の指や肘を総動員して、その奥深くにあるポイントにアクセスします。彼が感じている「痛いけど効く」感覚。それが、痛みの引き金が消失していく合図です。

施術中、彼は「Wow… That’s powerful…」とか「Ugh… It’s okay, go on…」といった反応。私も、自分の持てる技術と氣合いを注ぎ込みます。

北欧から日本に単身赴任で来ている、世界的企業の世界的企業の方。その彼の、長年苦しんできた痛みを、お尻のトリガーポイント療法で消し去る。これは、私にとっても、とてもやりがいのある挑戦でした。


2回目で軽快、10回目でほぼ消失。そして……

長年の悩みからの回復は、思ったよりも早く訪れました。

最初の施術で、お尻の奥深くにあったトリガーポイントを、少しだけ緩めることができました。それだけでも、彼はお尻の軽さを感じて帰られました。

そして、2回目の施術の時。

「ハロー! I am good today! The pain is less!」

(「今日はいいぞ!痛みが少ない!」と、笑顔で入ってきました)

2回目の施術以降、症状は劇的に軽快していきました。15年という長い期間、繰り返してきた坐骨神経痛でしたが、当院が提案したお尻の筋肉への集中的なアプローチは、彼の体に著効を示したのです。

私たちは、その後も定期的に施術を重ねました。お尻の梨状筋、小臀筋、中臀筋のトリガーポイントを、一つずつ確実に消失させていきます。同時に、全身のバランスを整え、お尻に負担をかけにくい姿勢作りも進めました。

「You are like a magic doctor!」

(「あなたは魔法のドクターのようだ!」と、嬉しいお言葉もいただきました)

そして、10回目の施術を迎える頃には、彼を15年間苦しませてきた、あの坐骨神経痛は、ほぼ完全に消失していました。

「My leg is good! No pain now! I can enjoy golf!」

(「脚は最高だ!もう痛みはない!ゴルフが楽しめる!」と、本当に嬉しそうでした)

ところが、その喜びを分かち合っている最中に、彼から驚くべき言葉が飛び出しました。

「So, my single赴任 is near. I go to Dubai next.」

(「単身赴任がもうすぐ終わる。次はドバイへ行くんだ」)

……ドバイ!?


世界標準の技術への信頼。「ドバイでも……」

改善したタイミングを合わせたかのように、中東ドバイへの転勤が決定したというのです。

世界を股にかけて働く彼。その彼にとって、長年苦しんできた痛みを消し去った日本の整体院の技術は、特別なものになったようです。

最後の施術の時、彼はとても真剣な表情で、こんなことを言ってくれました。

「Dubai is great city, but… I am afraid. No Trigger Point Therapy there? I want this therapy again, if pain comes.」

(「ドバイは素晴らしい街だけど……怖いんだ。そこにトリガーポイント療法はないかな?もしまた痛くなったら、この療法を受けたいんだ」)

この言葉が、私にはとても印象的でした。

15年、色々な場所で治療を受けても治らなかった痛みが、当院のお尻の筋肉へのトリガーポイント療法で消えた。その技術への、心からの信頼。世界を舞台に働く彼が、ドバイという地でも、この技術を求めている。

(アメリカ発祥のトリガーポイント療法は、世界標準の技術といえそうです)

「Trigger Point is global science. Maybe, in Dubai, good therapy. But, if you cannot find, please do self-care.」

(「トリガーポイントはグローバルな科学だ。ドバイでも良い療法があるはず。でも、見つからなかったら、セルフケアをしてね」)

私は、彼に自宅やドバイでもできる「セルフケア(テニスボールを使ったトリガーポイントの緩め方など)」を、丁寧に指導しました。彼の体調が、ドバイという新しい地でも持続し、軽快であることを、心から祈りながら。


まとめ:筋肉の悩みは世界共通。諦めないでください

国籍が違っても、人種が異なっても、現代人の体は同じように悲鳴を上げています。

デスクワーク、プレッシャー、ストレス。それらは、お尻の筋肉(梨状筋、小臀筋、中臀筋)にトリガーポイントを産生させ、坐骨神経痛のような痛みを引き起こす。その仕組みは、スウェーデン人も日本人も同じです。

今回の事例は、とりわけアメリカ発祥のトリガーポイント療法が、国境を越えて著効を示すことを確認できた、とても貴重な一例でした。

15年の痛みが、10回で消える。これは奇跡ではありません。

痛みの「火元(お尻の筋肉)」を正確に特定し、そこにピンポイントでアプローチするという、もとまち整体院の技術が、彼の体に届いた結果です。

「長年の坐骨神経痛だから仕方ない」

「色々なところに行ったけど治らなかった」

そう思っているあなた。あなたの体にも、お尻の奥深くに、まだ誰も気づいていない「痛みの引き金」が隠れているかもしれません。

もとまち整体院は、あなたのその「諦めかけている痛み」に真摯に向き合います。

北欧からドバイへ羽ばたいた彼のように、あなたも軽やかな足取りを取り戻してみませんか?

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※施術効果には個人差があります。

※画像はイメージです。