最近、夕方になるとこめかみがズーンと重くなる

もとまち整体院に来られる方の中で、最近とても多いのが「夕方になるとこめかみが重くなる」というご相談です。
今日は、そんなお悩みで来られた方の印象的なエピソードをひとつご紹介します。
午後4時を過ぎたころ、また今日もこめかみがズーンと重くなってきた。
午前中は家事をこなしながらも頭はすっきりしているのに、
夕方が近づくにつれて、じわじわと鈍い圧が広がってくる感覚──
そんな日が続いていて、「これってやっぱり歳のせいかな」と思っていた。
冷たいタオルで冷やしたり、頭を指で押してみたり。
その場しのぎの対処はしていたけれど、結局また翌日も同じことの繰り返し。
そんなとき、近所でたまたま通りがかった整体院の 「頭痛も身体のバランスから?」という看板の言葉に引っかかり、 思い切って予約を取ってみることに。
最初のカウンセリングで、先生が言ってくれた。
「こめかみの重さって、実は首・肩の緊張から来ていることが多いんです。緊張型頭痛と呼ばれるもので、姿勢や筋肉の使い方が大きく関係しているんですよ。」
さらに詳しく聞いてみると、私のような症状は、首や肩の筋肉にできた“トリガーポイント”が原因になっている可能性が高いとのこと。
そのトリガーポイントからの関連痛が、こめかみに放散して頭痛として現れているケースも多いのだそう。
私の頭痛は、まさにそれだった。
施術を受けたあとの身体は、今までと明らかに違っていた。
頭が軽い。
呼吸が深く入る。
視界がクリア。
「このまま夕方になっても、今日は頭痛こないかもしれない」
そんな予感がして、なんだかうれしくなった。
その瞬間、
「この調子で身体を整えていけば、また昔みたいに集中して仕事の準備ができるかもしれない」
という未来の自分が、ふっと頭に浮かんできた。
“そうなったときの私”の姿が、もう見えている。
気持ちよく笑って、好きなことで前を向いている自分。
先生の話によると、
首や肩まわりの筋肉は、デスクワークやスマホなどで凝り固まりやすく、
その影響が頭の筋膜や神経にまで波及して、こめかみに圧を感じさせるとのこと。
だから、単に頭を冷やしたり揉んだりするだけでは根本解決にならない。
「姿勢・呼吸・筋肉のゆるみ」が整ってはじめて、 “頭痛になりにくい身体”がつくられていくのだそう。
あの日から、私は少しずつ自分の身体に意識を向けるようになった。
朝のうちから軽く肩を回してみたり、座り方を意識してみたりと、小さな行動を重ねるようになったのだ。
施術を受けたあとの変化を、ただの一時的なものにせず、日常のなかで根づかせていきたいという思いが芽生えたのかもしれない。
とくに印象的だったのは、施術のあとにふと感じる“深い呼吸”と“まっすぐな背筋”。
その瞬間、まるで本来の自分に戻ってきたかのような、静かな確信が身体の奥から湧いてくる。
「自分の身体にちゃんと戻ってこれた気がする」──そんな感覚を持てる時間が、少しずつだけど確実に増えてきた。
夕方になっても、あのズーンとした重さを感じない日が増えてくると、自然と気持ちにも余裕が生まれてきた。
ふとしたタイミングで、未来の自分にそっと声をかけるようになった。
「頭痛を気にせず、やりたいことに集中できている私、よかったね」って。
まるで、それがすでに叶った未来であるかのように微笑みながら。
(※当院では、このような緊張型頭痛に対して、 首・肩のトリガーポイントを的確に見つけ、やさしく丁寧にアプローチすることを大切にしています。 それによって、筋肉の深層に蓄積された疲労や緊張がじんわりとほどけていき、 症状の根本改善を目指すことができます)
※施術効果には個人差があります。
※記事内の写真・イラストはすべてイメージです。