ゴルフがまた楽しくなる日を、信じて動き出した日

「最近、腰よりもお尻から足にかけての痛みがひどくて…」
そんなふうに不安を感じている方はいませんか?
特に、ゴルフや長時間のデスクワークをされる方に多いのが“坐骨神経痛のような症状”。
実はそれ、お尻や腰まわりの筋肉にできた“トリガーポイント”が原因かもしれません。
今回は、そんな痛みに悩まされていた45歳のゴルフ好きな会社員の男性が、
もとまち整体院のケアを通じて少しずつ元気を取り戻し、
「また週末ゴルフを楽しめるようになった!」と笑顔を見せるまでのストーリーをご紹介します。
「腰じゃなくて、お尻と足が痛い…?」
ゴルフ好きの45歳会社員・山田修一さん(仮名)は、数年来の腰痛持ち。
とはいえ、これまでは疲れがたまったときやゴルフの翌日に少し重だるくなる程度で、「付き合い方を覚えた」と自分では思っていた。
だがある朝、起き上がろうとした瞬間、今までにない違和感に気づいた。
「腰じゃなくて……お尻? 太ももの裏? いや、ふくらはぎまで…?」
放散するような痛みが、片脚を中心にじんわりと広がっていた。
「これが坐骨神経痛ってやつなのか?」
聞いたことはあったが、自分には無縁だと思っていた。腰痛は腰痛、と思っていた修一さんにとって、この“範囲の広い違和感”はまったく新しい感覚だった。
じっとしていてもツラく、かといって動いても違和感が強くなる。仕事中も気になって集中できず、不安ばかりが募る。
初めての整体体験へ
マッサージには何度か行ったことがある。けれど「気持ちよかった」で終わるのが常で、今回のような痛みには対応できそうにないと思った。
「そういえば、同僚が腰の痛みを整体で良くしたって言ってたな」
通勤途中にふと目にした整体院の看板を思い出し、スマホで検索。
口コミ評価も高く、しかも家から徒歩圏内。それがもとまち整体院だった。
“試してみるか……”
背中を押してくれたのは、これ以上ゴルフができなくなるかもしれないという、淡い不安だった。
「原因は、腰じゃないかもしれません」
初回のカウンセリングで院長から伝えられたのは、予想していなかった内容だった。
「おそらく、これは坐骨神経そのものの障害ということではなく、臀部や腰部の筋肉にできた“トリガーポイント”と呼ばれる硬結が原因となって、そこから関連痛が広がっている状態でしょう」
修一さんは驚いた。
今まで「坐骨神経痛」といえば神経が圧迫されて痛むものだと思っていたからだ。
しかし院長の説明によると、今回のケースでは、深層の筋肉が凝り固まり、その内部に生じた過敏なポイント(=トリガーポイント)が、まるで神経が引っ張られるかのような痛みを生み出しているのだという。
「つまり、原因は“神経”そのものではなく、“筋肉の深部にあるコリ”だということなんです」
施術が始まると、特に臀部の筋肉の硬いところから、脚の奥までズーンと響くような感覚が走った。
その場所に圧が加わるたび、まさに自分が感じていた痛みの再現のようで、思わず「そこです、それです!」と声が出た。
「これが原因だったんだ……」
自分の中でようやく“ピースがはまった”ような感覚。
これまで漠然とした不安の中にいたが、正体がわかったことで、身体だけでなく気持ちにもほんの少し、ゆるみが生まれた。
自分の未来に、ちょっとワクワクしてみる
施術後、ベッドから立ち上がると、脚の重さが少し和らいでいた。
院長からは「数回で大きな変化が出てくると思います。山田さんは、ストレッチしながら、痛いところだけに意識を向けるのではなく、コースで楽しくゴルフしている自分をイメージしてみてください」と促された。
最初は半信半疑だったが、家に帰るとクラブケースを無意識に手に取っていた。
久しぶりにシャフトの手入れをしてみると、次のラウンドの情景が頭に浮かんだ。
「……思ったより、楽しみになってるな」
そのとき、ふと気づいた。さっきより呼吸が深くなっていることに。
痛みが教えてくれたこと
数回の通院で、坐骨まわりの痛みは確実に減っていった。
それは、ある日ふと気づくような変化だったが、確かに実感できた。
そして、ただ痛みが和らぐというだけでなく、自分の身体を整えることに対する意識が、以前よりもずっと強くなっていた。
もとまち整体院に通う前は、痛みがなくなればそれでいいと思っていた。
けれど、施術のたびに体が軽くなるのを実感するうちに、「この心地よさを維持したい」「もっと自分の体に目を向けてみよう」という思いが芽生えてきた。
不思議と、気持ちの向きも変わってきた。
ゴルフの練習再開への期待だけでなく、
「帰りにあのパン屋で妻の好きなものを買っていこうかな」
「日曜、久々に家族で出かけてみようか」
そんなふうに、これまで少し脇に置いていた家族との時間や日常のちょっとした喜びに、自然と意識が向かうようになっていた。
身体が整ってくると、心まで少しずつ前向きになっていく——そのことを、修一さんは静かに実感し始めていた。
まとめ
「身体の痛みは、人生の停滞サインだったのかもしれない」
そう語る修一さんは、これまで見て見ぬふりをしてきた体の不調と真正面から向き合うことで、初めて“自分自身のケア”という大切さを実感したという。
再びクラブを握れる日が近づいていることに、今は確かな実感がある。
かつて感じていた不安は、今では“気づくきっかけをくれた出来事”として、ほんの少しの感謝とともに心の中に残っている。
整体院で教わった毎日のストレッチを日課にし、ちょっとした姿勢や動作にも気を配るようになった。
身体と対話する時間が増えた今、修一さんの表情は以前より柔らかく、どこか楽しげだ。
そして今日もまた、未来を少し先取りするように、フォームの動画を眺めながら「この次は、もっと気持ちよく振れるはずだ」と小さくつぶやき、自然と笑みがこぼれる修一さんの姿があった。