ぎっくり腰(ギックリ腰)になったら。 20150828

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『魔女の一撃』ともいわれる、ぎっくり腰。激痛のため、寝床から起き上がれないケースも、あります。

そのほとんどが、数週間以内に良くなります。ですが、『レッドフラッグ』と呼ばれる重篤な疾患を除外する必要があります。

この『重篤な疾患』というのは、悪性腫瘍、脊椎炎、椎体骨折、馬尾症候群等のことで、全腰痛患者の1~5%とされています。

レッドフラッグの有無は、整形外科医の受診によって判別されます。

レッドフラッグがなければ、できるだけ早期に普段通りの生活に戻るようにしましょう。

臥床で安静にしていれば、逆に治りを遅くするということも、わかってきています。

もちろん、痛みのピーク時に無理やり起きて運動することはできません。

人と場合によっては、鎮痛薬がとりあえずの『安心』を与えるものとして有効かもしれません。

ひとまず安心が得られたら、家事や仕事、学校等の普段通りの活動に復帰しましょう。

ストレスとの付き合い方を見直したり、適度な運動を始めてみることも良いでしょう。

今まで特に積極的に運動をしたことがない場合は、使っていなかった筋肉や関節に急に負担がかかることがあります。

ぎっくり腰を繰り返さないためにも、日頃からの筋肉・関節へのケアを続けましょう。 慢性的な腰コリからの急性腰痛もよく見られます。

当院のトリガーポイント・セラピーで筋肉を緩め、カイロプラクティックの手技で関節に動きをつけることも、おすすめです。

【参考図書】『腰痛ガイドブック 根拠に基づく治療戦略』長谷川淳史著、春秋社
※施術効果には個人差があります。