腰痛と腰椎椎間板ヘルニアの関係。20160203

- update更新日 : 2024年07月10日
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おおやです。このところ、急な腰痛で、もとまち整体院に訪れるかたが増えてきました。そこで、よく取り上げられる『椎間板ヘルニア』について、押さえておきたい知見を1つご紹介しますね。

出典は『疼痛学序説―痛みの意味を考える』(Patrick Wall著 横田敏勝訳、南雲堂)。正確には、こちらのブログ記事(『心療整形外科』-加茂整形外科医院・医学博士加茂淳先生)から引用します。

【引用開始】

[疼痛学序説  痛みの意味を考える   Patrick Wall著 横田敏勝訳]

Patrick Wallはゲート・コントロールセオリーで著名な生理学者

この割合(椎間板ヘルニアの手術)は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。

椎間板ヘルニアの手術は70年以上もの間行なわれてきた。もてはやされたこともあったが、疑問が増し続けている。ヘルニアの突出と痛みはそれぞれ独立していて、痛みの発現におけるヘルニアの突出の役割ははっきりしない。

以前この手術を熱烈に支持していたマイアミ大学 は、今ではこの手術をやめて、厳密なリハビリテーションのプログラムを採用している。

【引用ここまで】

いかがでしょうか。椎間板ヘルニアの手術は、相変わらず日本の医療現場では普通に行なわれることが多いように思われますが、ここではその逆の方向性が記述されていますね。

加茂先生は、その著書や上記のブログ記事のなかで、椎間板ヘルニアという『構造異常』が腰痛という電気信号としての痛みに繋がることはなく、腰痛の主な原因としては『筋肉のスパズム』にある、と説きます。

『筋肉のスパズム』とは簡単にいえば筋肉のけいれん、という意味。

加茂先生は、『痛みは筋肉がスパズムして起きているのですから、筋肉をほぐすことが治療になります』と、著書のなかでおっしゃっています(『腰、ひざ、肩、首の慢性痛が手術なしで治るトリガーポイントほぐし』(主婦の友インフォス情報社刊)p.31より)。

加茂整形外科では、腰痛の主要な原因としての筋肉のスパズムに、トリガーポイントブロックという局所麻酔でアプローチします。

もとまち整体院は民間療法の施術院ですから、もちろん手技で、筋肉のスパズムを引き起こしているトリガーポイントにアプローチしていきます。

全国的に見ればまだまだ、腰痛の原因を筋肉のスパズムやトリガーポイントの理論を用いて治療する医療機関は少ない現状ですが、トリガーポイント療法を用いる当院にしてみれば、心強い存在であります。
20160203002.jpg※施術効果には個人差があります。

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