急性腰痛(ぎっくり腰)と、安静臥床。 20150916

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おおやです。 今日は腰痛についての話題です。急性腰痛(ぎっくり腰)と、安静臥床(=安静にして寝ていること)との関係を考えます。

主催されるセミナーに、以前参加させていただいた、長谷川淳史先生(TMSジャパン代表)のブログ(『腰痛治療最前線―アスクレピオスとカデューセウス』)から、引用させていただきます。 

ここに『急性腰痛』とは、発症後1ヶ月未満の腰痛をいいます(APS,Guideline for the Evaluation and Management of Low Back Pain,2009)。

【引用開始ここから】

2013年7月26日(金)の記事より『腰痛治療の新常識-23-  (6)急性腰痛に安静臥床(安静に寝ている)の必要はない。ただし、主に下肢痛を訴える患者で初期症状が強い場合は、2~4日間の安静臥床を選択肢として選ぶことができる(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO

繰り返します。急性腰痛(ぎっくり腰)に安静臥床は禁忌です。安静臥床が腰痛に効果があるという研究はこの地球上にひとつもありません。』

【引用終了ここまで】

『確証度』というのはエビデンスレベル(科学的根拠の確証度)のことで、確証度Bは上から2番目の、強い勧告となります。 

安静にして寝ている、これが急性腰痛の『治療』としては『禁忌』、ということですね。

結果としての安静は仕方ないとしても、治療としての安静臥床は症状の回復を遅らせる、とも解説されていますが、私も同感です。

(急性)腰痛には安静が第一、というこれまでの『常識』はもはや時代遅れとなりつつあります。

腰痛でも、大事大事にし過ぎないこと、なるべく早く、日常生活や仕事に復帰するよう心がけること。 

もとまち整体院でも、折に触れて腰痛患者さんにお伝えしております。

【出典】TMSジャパン 長谷川淳史先生  
〒070-0864 
北海道旭川市住吉4-1-5-23
URL: http://www.tms-japan.org/

※施術効果には個人差があります。