『椎間板変性』 20150907

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おおやです。今日は、TMSジャパンメソッドの長谷川淳史先生のメールマガジンから引用、情報をシェアさせていただきます。お題は『椎間板変性』についてです。

【引用開始】『■腰痛の原因はいまだに謎だが、椎間板変性を腰痛の原因と考える脊椎外科医は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%しかいない。もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答。http://1.usa.gov/katDsM

(上記についての、長谷川淳史先生のご意見) あらゆる研究が椎間板変性(椎間板が潰れている状態)と腰痛は無関係だと証明しているにもかかわらず、それを腰痛の原因だと信じ込んでいる医師が23%も存在するとは驚きです。もちろん手術の適応になるはずがありません。

国民の利益になるかもしれません。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はありませんので、SNSはもちろんブログやサイトに引用先のURLごとコピー&ペーストして、情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚でございます。』【引用終わり】

(おおやより)要は、椎間板変性が腰痛の原因と考える脊椎外科医は全体の23%のみ、そのなかでも手術適応と考えるのは1%のドクターのみ、ということですね。

上記の文中、脊椎外科医へのヒアリングは、NCBI(アメリカ合衆国国立生物工学情報センター)のサイトが情報源です。

横浜での長谷川先生の腰痛セミナーでは、(腰痛に)『従来の危険因子は無関係』として、Volvo賞受賞論文の一節から以下の文章が引用、紹介されています。

『健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が存在し、手術適応との差は職業上の問題(仕事上のストレス・集中度・満足度・失業)と心理社会的問題(不安・抑うつ・自制心・結婚生活)』と。

こうなると、健常者の85%が椎間板変性なら、むしろ『見られないほうがおかしい』という長谷川先生の言葉に、説得力がありますね。

そして、変性や椎間板ヘルニアがあっても大丈夫、なのだと。こうした情報が日本にも行き渡ることで、腰痛患者さん側の意識も今後大きく変わってくることでしょう。

※施術効果には個人差があります。