【腰痛について】
「腰痛」に悩むあなたへ――知ってほしい本当のこと
今、日本では男女ともに一番多い体の悩みが「腰痛」だと言われています。(厚生労働省「国民生活基礎調査・2022」より) 腰痛は、日常生活の中でとても身近な症状であり、ぎっくり腰のように急に強い痛みに襲われる場合もあれば、じわじわと慢性的に続く痛みもあります。そのため「腰が痛い」と感じた経験がある人は少なくないでしょう。もしかすると、あなたの身近な家族や友人、同僚の中にも腰痛に悩んでいる人がいるかもしれません。
でも、「腰痛」と一言でいっても、その原因や症状の現れ方は本当にさまざまです。実は「腰痛の85%は原因がはっきりわからない」と言われているのをご存じでしょうか?
つまり、多くの人が腰痛を抱えながらも、その正体がよくわからないまま、痛みだけが続いてしまっているという現状があるのです。また、医療機関でも「腰痛症」というように、特定の原因がわからないままに使われる呼び方も一般的です。
このように、腰痛といっても「これが原因です!」と単純に言えるものではなく、人それぞれに異なる背景や体の使い方、生活習慣が関係していることが多いのです。
だからこそ、「自分の腰痛の原因は何なのか」を一緒に探っていくことがとても大切なのです。
【レントゲンやMRIの結果にとらわれすぎなくても大丈夫】
病院でレントゲンやMRIを撮ったときに「椎間板ヘルニアですね」「脊柱管狭窄症かもしれません」と言われて、不安になったことがある方も多いでしょう。でも、そんな方にも安心していただきたい大事なお話があります。
実は、世界中の672件もの研究をまとめた結果、レントゲンやMRIで見つかる異常と、実際の腰痛とのあいだには直接的な関係がないという発表があるのです。(Boos N & Lander PH, “Eur Spine J”, 1996)
また、「急に起こる腰痛の86%は、2週間以内に自然に良くなる」という研究結果もあります。(Deyo RA & Tsui-Wu YJ, “Spine” 1987) たしかに、重度のぎっくり腰でさえ、3〜4週間(約1ヶ月)も強い痛みが続くケースは、実際にはほとんどありません。
もちろん、腰痛の中には注意が必要なものもあります。たとえば、がんや感染症、骨折、特定のリウマチ性の病気などが原因の腰痛もありますが、これらは腰痛患者全体の1〜5%ほどとごく少数です。(Jarvik JG & Deyo RA, “Ann Intern Med” 2002 ほか) こうした病気を見逃さないためには、医療機関での検査や画像診断は大切です。
【レントゲンに映らない「筋肉のコリ」が原因の腰痛も】
一方で、病院の検査では見つからないけれど、実際にあなたを苦しめている腰痛の原因があります。 それが「トリガーポイント(Trigger Point:TP)」と呼ばれる筋肉のしこり(コリ)です。これは痛みやしびれの“引き金”になる場所として知られています。
しかし、残念ながら日本の多くの医療機関では、このトリガーポイントを調べたり、ケアしたりするところがほとんどないのが現状です。
もとまち整体院では、このトリガーポイントに注目した施術を行っています。トリガーポイントとは、筋肉の中にできる硬いしこりのようなもので、押すと痛みを感じるだけでなく、遠く離れた場所にまで関連痛を飛ばすことが知られています。
そのため、腰が痛くても原因はお尻や太ももなど、別の場所にあることも珍しくありません。こうした原因をしっかり見つけ出し、的確にアプローチしていくことが大切です。
また、「骨のゆがみ」や「椎間板の異常」など、レントゲンで映し出されるような目に見える異常にとらわれるのではなく、もっと身近な筋肉や筋膜の硬さに目を向けることで、本当の原因を探ります。
筋肉や筋膜が硬くなると、腰そのものに痛みを生じさせるだけでなく、周囲の関節や神経にも悪影響を与え、さらに痛みや不調を引き起こすことがあります。
当整体院では、このように体の奥に隠れているトリガーポイントを見逃さず、一人ひとりの症状に合わせた施術を行うことで、根本的な改善を目指しています。
そのため、初めての方でも安心して受けられるよう、詳しくカウンセリングを行い、納得いただいたうえで施術に入ります。
あなたの腰痛がどこからきているのか、一緒に丁寧に見つけていきましょう。
【どんな施術をするの?】
◆ 筋肉のコリ(トリガーポイント)への施術
もしあなたが、痛くて立ち上がることもできないほどの急性の腰痛に悩んでいるなら、まずは無理をせず、しっかりと安静にして体を休めることが大切です。
無理に動こうとしてしまうと、かえって痛みが強くなってしまう場合もありますので、まずは痛みが少しでも落ち着くまで、できるだけ無理をしないようにしてください。
ただし、最近の欧米の医療現場では「じっと寝たきりの状態でいると、かえって回復が遅くなり、筋肉も硬くなりやすい」と指摘されています。
そのため、痛みが少し引いてきた段階では、横になるだけでなく、できる範囲で体を優しく動かすことも重要とされています。たとえば、椅子に短時間だけ座ってみる、少しだけ立ち上がって足踏みしてみるなど、ほんの少しの動きからでも十分です。
このように、急性腰痛のときは「無理をしない」ことと「できる範囲で動く」ことのバランスがとても大事です。あなたの体の状態に合わせたアドバイスもできますので、不安なときはお気軽にご相談くださいね。
もとまち整体院にお越しいただける場合には、まずあなたの腰痛の状態をしっかりと確認させていただき、そのうえで腰やお尻(臀部)を中心に、筋肉の緊張を和らげる施術を行います。
症状の度合いや、痛みが強く出ている部位に応じて、無理のないように調整しながら施術を進めていきますので、初めての方もご安心ください。
とくに「脊柱起立筋」「腰方形筋」「お尻の筋肉」「太ももの筋肉」など、腰痛の原因となりやすい筋肉にできたトリガーポイント(痛みの引き金となるしこり)を、一つ一つ丁寧に探し出し、的確にほぐしていく施術を行います。
このとき、単に押すだけでなく、筋肉の走行や状態に応じて圧の加え方を変えたり、ストレッチを組み合わせたりしながら、筋肉の奥深くにできたしつこいコリにもアプローチしていきます。
また、腰やお尻の筋肉だけでなく、関連する筋肉にも目を向けます。たとえば、太ももの前側や後ろ側の筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス)、さらにはお腹側の腸腰筋といった筋肉も、腰痛に深く関わっていることが多いため、これらの筋肉にも必要に応じて施術を行います。
こうして、あなたの腰痛の原因となる複数の筋肉に総合的にアプローチし、痛みの根本改善を目指します。この施術法が「トリガーポイントセラピー(手技療法)」と呼ばれる方法です。
◆ 関節の動きを良くする矯正(ボキボキしない方法も)
筋肉が硬くなると、その周りの関節の動きも悪くなります。筋肉と関節は密接に関係しているため、筋肉がこわばることで関節が本来のスムーズな動きを失い、結果的に体全体のバランスが崩れてしまうこともあります。
そうすると、痛みが出るだけでなく、姿勢の悪化や疲れやすさ、日常生活での動きにくさまで引き起こす原因となるのです。
そこで、必要に応じて関節の動きをよくする矯正も行います。
この矯正は、いわゆる「ボキボキ」と強くひねるような怖いイメージを持たれることもありますが、もとまち整体院では一人ひとりの体の状態に合わせて、無理のない安全な方法で行っています。
やさしく関節を動かしながら、滞っている可動域を広げ、スムーズな動きが戻るようにサポートしていきます。
この矯正には、次のような効果があります。
関節の動きを広げることで、日常の動作(立つ、座る、歩くなど)が楽になる
自律神経のバランスを整えることで、痛みや緊張による不調の改善を助ける
痛みに対する体の反応(閾値)を正常に戻し、過敏になっている神経の反応を落ち着かせる
こうした矯正を取り入れることで、筋肉の施術だけでは届かない深い部分から体全体を整えていくことが可能になります。
※「ボキッ」と音が鳴る場合もありますが、これはキャビテーションといって骨の音ではありません。もし「音が苦手」という方や、小さいお子さん・高齢者の方には、音が鳴らないソフトな方法で施術を行いますのでご安心ください。
【再発予防のアドバイスも】
施術だけで終わりではありません。 あなたの腰痛の「本当の原因」を一緒に探し、普段の生活習慣や体のクセを見直すお手伝いもしています。
たとえば、長時間パソコン作業が続くあなたには、職場や自宅ですぐに取り入れられる簡単なストレッチをご紹介しています。ただ紹介するだけでなく、その人のライフスタイルや仕事環境に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。
忙しくて時間が取れない方でも、「これなら毎日続けられそう!」と思ってもらえるように工夫しています。
さらに、どうしても偏りがちな姿勢や、無意識のうちに取ってしまう体のクセについてもアドバイスしています。
たとえば、「足を組むクセがある」「つい猫背になってしまう」といった日常的なクセを見直すことで、腰痛を繰り返さない体づくりができます。
また、あなたの姿勢の変化も施術の前後でしっかりチェックし、写真や鏡を使って一緒に確認することも行なっています。そうすることで、「施術を受けたらどう変わるのか」が目で見てわかり、実感できるようになります。
「理想の姿勢は一つじゃない」と私は考えていますが、あなた自身が「楽に立てる」「無理なく座れる」と感じられる自然な姿勢を見つけることが、腰痛の再発防止につながると考えています。
【最後に】
腰痛は「年齢のせいだから…」「ヘルニアがあるから…」とあきらめる必要はまったくありません。
たとえ病院で「加齢によるものですね」と言われたり、「椎間板ヘルニアがあるから仕方がない」と思い込んでいる方でも、あきらめることなく改善を目指せるケースはたくさんあります。
近年の研究でも、画像検査で異常があっても痛みが出ない人もいる一方で、異常がなくても強い痛みを抱えている人も多いことがわかってきています。
つまり、レントゲンやMRIだけではわからない「本当の原因」があなたの腰痛に隠れている可能性があるのです。
特に近年注目されているのが、筋肉のコリ(トリガーポイント)です。このトリガーポイントが原因で、腰そのものだけでなく、お尻や脚にまで痛みやしびれを引き起こしている場合もあります。
そして、このトリガーポイントによる痛みは、適切な手技療法によってしっかりケアすることで改善することが期待できます。
つまり、「もう治らない」「うまく付き合うしかない」と思っている方も、筋肉へのアプローチを行うことで、今よりずっと楽に日常生活を送れるようになる可能性があります。
だからこそ、一人で悩まずに、ぜひ一度ご相談くださいね。あなたの「よくなる力」を一緒に引き出していきましょう。
ひとりで悩まず、お気軽にご相談くださいね。
(参考文献:『TMSジャパン・メソッド バージョン2013』長谷川淳史先生)
※施術効果には個人差があります。