肩こり五十肩と、菱形筋のトリガーポイント。

- update更新日 : 2024年07月10日
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おおやです。今日は、肩こりや四十肩五十肩を訴えるかたによく見られる『菱形筋(りょうけいきん)』のトリガーポイントについて、解説いたします。

菱形筋には大・小菱形筋があり、肩甲骨を脊椎のほうに引っぱる働きをします。ここにトリガーポイント(痛みの『引き金点』)があると、肩甲骨の内側に沿って、その上端周辺まで痛みを生じさせます(関連痛)。

『背中の上のほうが痛い』、『肩甲骨が、痛い』という訴えのケースでは、この菱形筋にトリガーポイントが見られることが多いのです。まれには、首の後方下端や、肩口あたりまでの痛みと関連してくることもあるようです。

PCの長時間にわたる使用を強いられるデスクワークや、長時間の机上の勉強等では、両腕を前方でずっと使い続ける姿勢となっています。

このとき、胸のほうの筋肉(大胸筋)は肩を前方に引っぱり続けていて、逆にこの菱形筋は緊張し続けます。両腕の重さも加わることもあり、どうしてもこういった姿勢で過ごすことの多い現代人は、菱形筋に筋緊張を、さらにはトリガーポイントを、生じさせやすいといえます。

菱形筋のセルフストレッチは、片肘を90度に曲げて、反対側の手でその肘を引っぱるようにします。上で述べたように、身体の使い方や姿勢の観点からは、大胸筋とのバランスも関係してきますから、菱形筋自体のストレッチとともに、大胸筋のストレッチも併せて行なうと、効果的です。

PCを長時間使うときには、なるべく頻繁に立ち上がって、当整体院で教える『肘回し体操』を行なったり、猫背を避けたりすることが、菱形筋のトリガーポイント化を予防します。

もとまち整体院では、トリガーポイントセラピーでトリガーポイント化した筋肉・筋膜の硬さを効率的に解除していきますが、こうしたセルフケアをマメに行なっていただければ、一層効果的です。

いわゆる『肩猫背』も改善していきますし、浅くなりがちだった呼吸も深呼吸しやすくなり、お仕事や家事にも一層集中しやすくなっていくなど、多くのメリットがありますよ。
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※施術効果には個人差があります。

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