脚の冷えとO脚。20160411
『脚の冷え』については、特に女性のかたに多く、夏は冷房で冷えますが、冬は身体全体もより冷えることから、大人の女性でも冬は『しもやけ』になるほど、というかたを、もとまち整体院でも何人か見てきました。大人のしもやけ、というのも初めて聞いたときは、びっくりでしたが。
脚が冷えるということは、下半身の血行が低下することが原因として考えられます。主として内臓で温められた血液が巡ることで体温が上昇していきますが、その血流が低下すれば、身体が温まりにくく冷えやすくなる、というわけですね。
骨盤や大腿に栄養分を行き渡らせるのは、(内・外)腸骨動脈という動脈と、その分枝です。腸骨動脈は股関節の腹側を通っていますが、この血管は股関節が内旋(前面が内側に向くこと)することにより、圧迫を受けます。
ここで『股関節の内旋』という言葉が出ましたが、やっと『O脚』との接点に近づきました。
O脚とは、『股関節の内旋』(+『膝関節の過伸展』)にともない形成されるもの(骨の変形によるO脚は除く)です。
O脚のかたの場合、内股傾向が顕著であることから、上記のように股関節の内旋による血管圧迫の影響を受けて、脚(足)の冷えを訴えるかたもよく見られます。
O脚と同時に脚の冷えがあるかたなら、まさにO脚矯正の手技そのものに、股関節の内旋を改善する要素がありますから、まさに一石二鳥。O脚も脚の冷えもあったが、両方とも改善しました、というご感想も多くいただきます。(お)
※施術効果には個人差があります。
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