肩甲骨はがし(ほぐし)のお手伝い。20160208
肩甲骨を『はがす』というと、知らない人からすると何か恐ろしいコトをされるイメージかもしれませんが(笑)、全くもってそのような手荒なことはしません。
剥がす、というよりも正確には周辺の筋肉をほぐしていくわけです。
痛みやしびれの多くが、その根本的な原因は、骨や神経よりも『筋肉』にありますから。
このように、自分で肩甲骨の位置を確定できて触れるならともかく、一般的には肩甲骨の位置もよく知らないかたも多いのではないでしょうか。
肩甲間部に痛みやしびれがあるという症状では、肩甲骨の内側縁にある菱形筋という筋肉にできたトリガーポイントが原因であることが多いです。
この菱形筋のトリガーポイントの解除に、肩甲骨はがし(ほぐし)が役に立ちます。
『腕取り』というテクニックです。ここでは菱形筋の緊張を解除していくことで、上背部の痛みやしびれにアプローチしています。
菱形筋は肩甲骨の内側(内縁といいます)と背骨の突起に付着していますが、猫背姿勢にも大いに関わっています。
身体の前・後で取っているバランスが、筋肉の硬さ(筋緊張)の度合いで崩れることがあります。
菱形筋と拮抗する大胸筋のコリや緊張によって、猫背姿勢になりやすいのです。
菱形筋が肩甲骨を元の位置(後方)に戻そうとして硬くなればなるほど、トリガーポイントの産生につながりやすくなります。
もとまち整体院では、こうした猫背姿勢(身体の前後バランスのくずれ)を改善するために、肩甲骨周辺の筋緊張を解除し(ここが『肩甲骨はがし』と言えるかな)、また、猫背姿勢に関係する胸椎の可動域の拡大を意図して、胸椎の関節矯正も(必要かつ可能であれば)行ないます(写真はその手技の一例です)。
あなたがもし猫背姿勢が気になるようでしたら、一度肩甲骨周辺の施術を受けてみてはいかがでしょうか。
※施術効果には個人差があります。
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