O脚と腰痛の関係を考えてみる。

- update更新日 : 2024年07月10日
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おおやです。カイロプラクターとして、日々多くの腰痛症状のかたと向かい合っている私ですが、この頃思うのは、O脚矯正を希望されるかたのなかに、腰痛の訴えのあるひと、または『腰痛予備軍』と言ってしまえるような状態のかたが、とても多い、ということです。

どのくらいの割合かというと、実感としてはざっと90%を超えているような勢いです(※個人の実感です)。

『腰痛がある』≠『O脚がある』ですが、『O脚がある』≒『腰痛(および、自覚症状は無いが、それにつながり得る予備的段階にある)がある』といえるのではないか。かなりその蓋然性は高い!

O脚は股関節の内向き:内股と、骨盤の前傾(前方回転)とを伴っていることが多く、腰部に注目するといわゆる『反り腰』(腰椎レベルの過伸展)気味のかたが多いのです。

この腰椎の過伸展が腰や背中の筋肉の緊張と結びついて、腰痛につながることもあるのではないか、と思われます。

O脚矯正を希望するかたの初回来院時に、検査やカウンセリングを行なう訳ですが、その際に私のほうから、『O脚矯正は後回しにして、まずは腰痛の施術を第一に行なっていきましょう!』とトリガーポイントの施術をお勧めするケースもあります。

もちろんご本人の同意の上で、ですが。これは、そのほうが当人にとっても良いと思われるからです。

たとえば、O脚のレベルがそれほどでもなく(場合によってはO脚ですらなく)、かつ、腰(背)部の筋緊張が強く関節も可動性がかなり低下しているような場合には、O脚矯正コース独自の手技は後回しにしてでも、そういった部位の施術に時間をかけていくほうがベターなので、そのようにお話しするようにしています。

これが、結果的にはその後のO脚矯正にもスムーズに移行できますし、O脚矯正に入ったときに、その矯正期間を短縮することにも繋がるのです。

とくに女性のかたは、O脚という『かたち(形)』から入られるのですが、腰痛について無自覚のかたは、私が上記のような説明をすると驚くかたもいらっしゃいます。

ひとたび施術に移り触診を開始すると、『ああなるほど、これが腰痛の『元』なんですね』と納得されるかたが多いのです。

こうして総合的に広く健康状態として人間のカラダを考えますと、当院のメニュー上で『カイロプラクティックコース』なのか、それとも『O脚矯正コース』なのか、という分類は、さほど大きな意味を持たないのかもしれません。

いや、まだまだO脚矯正そのものに興味をお持ちのかたが多くいらっしゃる以上は、もとまち整体院では受け皿・入口としての『O脚矯正コース』は堅持していきますから、ご安心を!(笑)
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※施術効果には個人差があります。

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