肩甲骨はがし(ほぐし)と、僧帽筋のトリガーポイント。
姿勢の矯正やダイエットにも効果的ともいわれ、最近注目のキーワードのようですね。
『はがし』といっても実際に引きはがすわけではなく(当然ですね)、もともと動きの自由度の高い肩甲骨の動きを取り戻すこと、またはそのストレッチのことをいいます。
今回はそんな肩甲骨はがし(ほぐし)に関する話題です。
写真は自分の後ろ姿ですが、何をしているのかと言いますと、僧帽筋のトリガーポイントを自分で解除しているところです。
僧帽筋って、一般にはちょっと変わった名前に聞こえるかもしれません。
上背部に位置していて、上肢帯を引き上げたり内転したり引き下げたりと、肩の動きをつかさどっている筋肉です。
当院に『肩こり・首こり』で来院するかたも多いのですが、調べてみますと首の痛みも、この僧帽筋のトリガーポイントからの関連痛がもととなってサテライト化して、さらにトリガーポイント化しているケースも観られます。
つまり、首の痛みとも関係していることがあります。そこから(緊張型)頭痛につながっていることも、よくあるのです。
↑器具で押圧している箇所は、肩甲骨内縁の周辺に生じる『僧帽筋第4のトリガーポイント』です。脊椎に沿うように、その周辺に痛みを生じさせます。
『肩こり』というには少々下部に思えるかも知れませんが、肩こりを訴える多くのケースでよく観られるトリガーポイントです。
僧帽筋のこうしたトリガーポイントを自分で解除するには、背中と壁の間に硬式テニスボールをはさんで圧迫を加える等の方法もあります。
肩甲骨はがし(ほぐし)は、当院流に解釈すれば、このように僧帽筋を始めとした肩甲骨周辺の筋肉のトリガーポイントを解除し、ストレッチを継続していくこと。当院ではそのお手伝いを行なっていきます。
※施術効果には個人差があります。