【肩こりについて】

【肩こりに悩むあなたへ ~わかりやすく解説します~】

日本では、男性も女性も多くの方が「肩こり」に悩んでいることをご存じでしょうか? 厚生労働省の調査(国民生活基礎調査・2022年)によると、肩こりは「腰痛」に次いで2番目に多い辛い症状として挙げられています。

 

 

 

もとまち整体院でも、肩こりでお悩みの方がたくさん来院されています。特に女性の方は「肩が重い」「痛い」と自覚されることが多いですが、男性の中には「自分は肩こりなんてない」と思っている人も少なくありません。

 

 

でも実際には、男性でも肩がガチガチに固まっていることが多いんです。

 

 

 

 

 

肩こりの大きな原因のひとつは「頭の重さ」。頭の重さは4~6kgもあり、ちょうどボウリングの球くらいあります。

 

 

 

それを細い首と肩の筋肉が毎日支えているわけですから、負担が大きいのも当然ですよね。

 

 

 

 

そこに加えて、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使う「頭が前に出る姿勢」が続くことで、首や肩への負担はさらに増えていきます。

 

 

 

整体にいらっしゃる方の中にも「1日中パソコン作業をしている」という方が本当に多いですし、最近はスマホの使いすぎで肩こりになる若い方も増えています。

 

 

 

このような長時間の前かがみ姿勢が続くと、首や肩の筋肉がカチカチに固まり、血流も悪くなります。その結果、筋肉の中に「しこり」や「硬結」と呼ばれるかたい部分ができてしまいます。

 

 

これが悪化すると「トリガーポイント」となり、肩や首だけでなく、頭痛、目の奥の痛み、背中の痛み、腕や手のしびれなど、さまざまな場所に痛みが広がってしまうんです。

 

 

 

 

また、40~50代で多くみられる「五十肩」も、長年の肩こりが関係していることがとても多いんです。肩こりを放っておくことで筋肉が硬くなり続け、関節や筋膜に負担がかかり、動かしにくさや痛みが出てきます。

 

 

 

実は、この五十肩も、肩の筋肉にできたトリガーポイントが原因になっている場合が多く、肩が上がらない、動かすとズキッと痛むといった特徴的な症状が起こります。

 

 

 

 

だからこそ、「たかが肩こり」と思わずに、普段から肩こりを放置せず、早めにケアすることが大切です。

 

 

小さな肩こりでもそのままにしておくと悪化し、日常生活がつらくなるような痛みや不自由さにつながってしまうこともあります。肩こりを感じた時点で、早めに対処することで、五十肩などの重い症状も防ぐことができるんです。

 

 

 

 

【整体院での施術について】

当院では、肩こりに対して「トリガーポイント・セラピー」という筋肉のしこりをやさしく丁寧にほぐす施術を行っています。

 

 

 

これは、ただ表面をマッサージするのではなく、筋肉の深い部分までしっかり届くようにアプローチして、根本的な原因に働きかける方法です。

 

 

そのため、施術前にはしっかりとカウンセリングを行い、「どこが一番つらいのか」「いつ、どんな時に痛むのか」「どんな姿勢が関係しているか」などを丁寧にお聞きし、一人ひとりに合った施術内容を考えていきます。

 

 

 

アプローチする筋肉の一例:

  • 僧帽筋(そうぼうきん)

  • 頚板状筋(けいばんじょうきん)

  • 菱形筋(りょうけいきん)

  • 棘上筋(きょくじょうきん)

  • 棘下筋(きょくかきん)

  • 肩甲下筋(けんこうかきん)

 

 

これらの筋肉を中心に、ゆっくり時間をかけてコリやトリガーポイントを探し、状態に合わせた力加減でほぐしていきます。

 

 

もちろん、無理な強さで押すことはありませんのでご安心ください。

 

 

 

また、筋肉だけではなく、必要に応じて関節の動きも丁寧に改善していきます。筋肉が硬くなると、それに引っ張られるように関節の動きもだんだんと制限されてしまい、関節がうまく動かなくなることで、さらに筋肉が緊張して肩こりが悪化してしまうという悪循環が生まれます。

 

 

 

この状態を放置してしまうと、肩や首の動きが悪くなるばかりか、姿勢も崩れてしまい、慢性的な痛みや疲労感が続いてしまうこともあります。

 

 

 

 

そのため、当院では筋肉の緊張をやわらげるだけではなく、必要に応じて関節の動きも一緒に改善するための施術を行っています。

 

 

 

関節の動きを良くするためには「関節矯正(ソフトなカイロプラクティック)」という方法も取り入れており、バキバキと強くひねるような矯正ではなく、やさしい刺激で関節を本来のなめらかな動きへと導きます。

 

 

 

 

この関節矯正によって、固まっていた関節の動きが徐々にスムーズになり、肩の可動域が広がることで、日常生活の中でも楽に動かせるようになります。

 

 

 

たとえば「腕が楽に上がるようになった」「背中に手が回るようになった」という変化を感じる方も多くいらっしゃいます。また、関節の動きが改善することで、筋肉への負担も減り、肩こりの根本的な改善にもつながっていきます。

 

 

 

 

 

【施術後のアフターケア】

肩こりには、姿勢や筋肉の問題だけでなく、ストレスや運動不足、冷えといったさまざまな原因が絡み合っています。

 

 

 

たとえば、長時間のデスクワークやスマホ操作による姿勢の悪化、同じ姿勢を続けることによる筋肉の硬直だけでなく、仕事や家庭のストレスが無意識のうちに肩や首の筋肉を緊張させることもよくあります。

 

 

 

また、季節によっては寒さや冷えによって血流が悪くなり、肩こりをさらに悪化させる原因にもなります。このように、肩こりは単なる筋肉の疲れだけではなく、生活全体の習慣や環境、心理的な負担とも深く結びついているのです。

 

 

 

だからこそ、施術が終わったあとも「どうすれば肩こりを繰り返さず、楽な状態を保てるのか」をあなたと一緒に考えていきます。

 

 

もとまち整体院では、あなたのライフスタイルやお仕事の内容、日々の習慣に合わせたアドバイスを行い、無理なく続けられる方法をご提案します。

 

 

たとえば、仕事の合間に取り入れられる簡単なストレッチ、座り方や立ち方のちょっとした工夫、睡眠時の枕の高さや姿勢、さらには心身のリラックス方法なども含めて、総合的な視点からサポートいたします。

 

 

あなたが毎日無理なく実践できることが、肩こりの予防と改善にとって一番大切だと考えています。

 

 

 

たとえば:

  • パソコン作業の合間にできる簡単ストレッチ。たとえば、首をゆっくり左右に倒したり回したりする動き、肩をすくめてからストンと落とす動き、背もたれに手をかけて胸を広げるストレッチなど、短時間でできて血流が良くなる方法をお伝えします。

  • 座っている時の姿勢の工夫。長時間座る場合には、椅子の深く腰かけ、骨盤を立てるような意識が大切です。また、背もたれに頼りすぎず、自分の筋肉で体を支える感覚を意識することで、肩や首への負担が軽減されます。机やパソコンの高さ調整も含めた、日常生活に無理なく取り入れられる具体的なアドバイスを行います。

  • 自宅でできるセルフケアやストレッチ。お風呂上がりなど体が温まったタイミングで行うことで、より効果的に筋肉をほぐすことができます。たとえば、タオルを使った肩甲骨はがしストレッチ、壁を使った肩の動きをよくする運動、呼吸を深めるリラックス法など、続けやすく即効性のある方法もご紹介します。

 

 

 

さらに、施術前後であなたの姿勢を写真や鏡で一緒にチェックするので、施術の効果をその場で実感していただけます。「こんなに変わるんだ!」と驚かれる方も多いですよ。

 

 

 

 

【最後に】

肩こりは「もう治らない」とあきらめる必要はまったくありません。

 

たとえ何年も続いている頑固な肩こりであっても、しっかりと原因にアプローチすることで、今よりもずっと楽な状態に改善できる可能性が十分にあります。

 

実際に、「肩こりは一生付き合っていくものだと思っていたけれど、楽になった!」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

肩こりの原因はひとつではなく、筋肉の硬さだけでなく、関節の動きの悪さ、姿勢のクセ、日々のストレスや運動不足など、さまざまな要因が絡み合っていることがほとんどです。

 

 

 

だからこそ、その人に合わせた総合的なアプローチがとても大切です。

 

 

 

 

もとまち整体院では、あなたのお身体の状態をしっかりと確認し、「どうして肩こりが起こっているのか」を一緒に考え、無理なく続けられる方法を提案していきます。

 

 

 

施術だけでなく、日常生活の中で気を付けるポイントや、簡単にできるセルフケア、ストレッチ方法などもお伝えし、肩こりの根本改善を目指します。

 

 

 

 

「どうせ良くならない」と一人で悩まずに、ぜひお気軽にご相談ください。肩こりが改善することで、体が軽くなり、仕事や家事など日常生活もぐっと楽になります。そ

 

 

 

れだけでなく、肩こりから解放されると、気持ちも自然と前向きになり、「もっと動きたくなる」「新しいことにチャレンジしたくなる」といった心の変化も感じられるようになります。実際に「肩が楽になったことで、気持ちまで明るくなった!」とお話しくださる方も少なくありません。

 

 

 

 

一人で悩んでいると「このままずっと我慢するしかないのかな」「どうせ良くならないから無駄かも」と思いがちですが、そんなことはありません。

 

 

あなたの肩こりには必ず原因があり、その原因に合わせた方法でしっかりアプローチすれば、必ず変化は訪れます。私たちは、その一歩を踏み出すお手伝いをしたいと思っています。

 

 

 

 

「どこに行ってもよくならなかった」「マッサージをしてもすぐに戻ってしまう」「薬に頼りたくないけれど、どうすればいいかわからない」といったお悩みを抱えている方も、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

あなたに合った無理のない施術と、日常生活の中で気軽に取り入れられる簡単なセルフケア方法を一緒に考え、ご提案させていただきます。

 

 

 

 

また、「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うような些細なことでも大歓迎です。あなたが安心して相談できる場所でありたいと考えています。

 

 

 

ぜひ一緒に、肩こりのない快適な毎日を目指していきましょう!どんな小さな悩みでも、どうぞお気軽にご相談くださいね。

 

 

 

 

 

 

〈症例報告〉

①【肩甲骨周辺の痛みと肩こり】【59歳 男性】
数年来、頚や肩の凝りの自覚はあったが、その都度マッサージに行ってほぐしてもらいつつ、 これまでは対応してきましたというHさん。1週間ほど前から、頚の下部から肩甲骨付近に疼痛が生じ、 仕事にも差し障りが出てくるなか、ホームページを見て当院に来院。多いときで月に4回ほど行く というゴルフも、この痛みと夏の猛暑とで、最近は控えているという。

姿勢を見てみると、腰椎の前わんが強めのいわゆる『反り腰』であるが、上半身はというと、肩の 前方への突出(『肩猫背』)でもなく、むしろ胸のそりが強い『軍人姿勢』気味である。この 『軍人姿勢』は、一見良い姿勢に見えるが、腰椎の前彎が特に強くなりがちで、股関節の屈筋群 が短縮しやすい(大腿直筋等に痛みが出ることもある)といわれる。

今回の痛みが出てから、まず整形外科での頚肩部のレントゲンでは異常がなく、さらに3ヶ月前の 頭部MRIについても、異常はなかったとのこと。 肩関節の可動性を見てみる。屈曲・伸展・外転・内転、そして水平屈曲・水平伸展の各動きにおいて、 格別の可動性の低下は見られない(自動・他動運動とも)。

ただ、運動痛については、頸椎の 右側屈・伸展位において、僧帽筋上部から肩胛骨内側にかけての筋肉に疼痛が生じるとのこと。 肩甲骨の動きに関連する、肩甲挙筋と菱形筋を圧してみると、かなり圧痛があり、肩関節周辺の 筋群や後頭下筋群も、硬く触れるポイントが多いことがわかる。

トリガーポイントセラピーで、 こうした筋硬結やトリガーポイントを、丁寧に検索し解除していく。胸椎レベルの関節可動性を 回復すべく、胸椎の関節操作も併せて実施。

エクササイズとしては、『肩回しエクササイズ』、大胸筋のストレッチ等を指導。『今後も 末永く、ゴルフを楽しんだり、痛みから回復した良い状態を維持するするためにも、定期的な 通院とともにこうしたストレッチ等も、続けて下さい』と、アドバイスさせていただいた。

一日おきに2回施術を行ない、その後2日空けて3回目の施術時には、『前回施術のあと少々、 聞いていた「もみ返し」のような痛みかな、肘近くにピリッとくるような感じがありました』 とのこと。『ただ、そこはすごく痛いわけではなく、(患部の)肩甲骨周辺の痛みじたいは、 もうほとんど気にならないくらい、なくなりました』との感想をいただいた。

さらに3日後、4回目の施術時には肘の痛みもなくなり、肩甲骨周辺の痛みも無い状態が続いている、 とのことであった。『ここで油断して、(当院に)来なくなってはいけないんですよね(笑)』 と、本人にもメンテナンスの重要性が理解いただけている模様。

【担当者からのコメント】 Hさんの場合、ゴルフで適度に身体は動かしてきてはいるものの、それ以外で多くの時間を 過ごすデスクワークでの長時間の坐位と頭部の前傾姿勢の継続とで、頚や肩関節周辺の筋群が萎縮し トリガーポイントを生じるまでになったことが、今回の痛みにつながったといえます。

デスクワークそのものは今後も当面続きますでしょうし、エクササイズのみで除去できない部分の 筋肉の凝りや、関節の動きの低下については、引き続き当院にてメンテナンスとしての施術で お手伝いできれば幸いです。

②【左腕のしびれ、右腕の痛み】【 60代の女性】
60代女性のケース。1ヶ月前から、日により強弱の違いがあるが左上肢(肩甲部から手根にかけて)にしびれあり。その後、2週間前からは右肩甲骨周辺から肘にかけての鈍重感と鈍痛が発生している、とのこと。  問診のためにただ坐位でいるだけでも、右腕が動かしにくいほどの痛さに、顔色が良くないほどです。当整体院へは、看板を見て来院。
【初回施術時】
左右ともに、肩甲骨周辺の筋肉にTP(トリガーポイント)が多く認められる。ジャンプサインあり。頸椎の可動性については特段の制限なし。腹臥位の状態でのトリガーポイントセラピーで、脊柱起立筋、菱形筋、棘上、棘下筋、板状筋、僧帽筋等々、関係の諸筋群のTPを解除すべく施術。

本人曰く、(肩甲骨周辺のTPに触れると)『そこを触られると、まさに肘先まで痛みが飛び始めます』とのこと。 『痛みの飛んでいるその元となっているココを、トリガーポイントと言いまして、飛んでいる先つまりこの場合の肘周辺を「関連痛域」と呼びます。』と、私。

『痛みやしびれの元は骨とか神経とかではなく、筋肉にあることが多くて、トリガーポイントを解除していくことが、「飛んでいる先」の痛みやしびれの改善・解消につながるのです』と説明。 ホームエクササイズをアドバイス。

長時間に及ぶ前傾の姿勢は首肩の筋肉にTPを作り、関連痛としての痛みを腕のほうまで飛ばしているのが今回の痛み・しびれの主因と考えられる(術後は、痛みもしびれも消退している)。

【施術2回目~4回目】
集中的にトリガーポイントセラピーを患部(と考えられるTP)に実施。2回目の施術に来院時、まず右腕の痛みがほぼ解消。4回目の施術は初診から1週間後でしたが、左腕のしびれについても好転し始め、だいぶ楽になったとの感想をいただいた。

この間、新幹線で旅行に行ったが両腕とも調子は良く、来院前と比較にならないほど腕が軽い、とのご感想も。

【担当からのコメント】
Pさんは3、4年前までは身体に何の不調もなかったそうです。お孫さんの出生後、抱っこする機会も増え、机の上で行なうというご趣味ともども、前傾の姿勢が増えてきたことは、今回の症状の一因となっているでしょう。
首や肩のコリからくる緊張型頭痛も時に生じていましたが、当整体院のトリガーポイントセラピーで首や肩の筋肉を緩和していくなか、ほとんど出なくなりました。 ただ、目先の痛みやしびれは放って置いても一旦は治まる、大切なのは今後のケアの継続と姿勢の改善ですよ、と強調させていただきました。
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※施術効果には個人差があります。